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「達人と歩く町」第2回目は『古代製鉄と港南区』
7月12日(水)、「達人と歩く町」第2回目講座を野七里地域ケアプラザで開催しました。今回の「達人」はおなじみ港南歴史協議会の
遠藤吉隆さんです。
    
   晴れ上がり、真夏を思わせる日射しの朝9時30分、臨時会員3名を含めた50名が、栄区・野七里地域ケアプラザ(港南台駅よりバス)に集合しました。
この会場を選んだ理由は、古代製鉄所跡である上郷深田遺跡に近いからです。

遠藤吉隆さんによる講話は、6世紀終わりから山陽地方で盛んになった古代
製鉄が東国に広まり、上郷深田地区でも行われた製鉄技術の流れや、歴史的意味についてでした。 港南の昔ばなしに残るヤマトタケルの東征に伴う鉄文化の伝播「たたら(ふいご)の火とヤマトタケル」や、鬼退治の桃太郎(吉備津彦命)伝説は製鉄技術集団(鬼)と農民の対立を表したものだという解釈を交えたお話は楽しく、会場からは笑い声が聞かれました。

11時にあっという間の講話が終わると、近くにある公益財団法人 横浜市ふるさと歴史財団 「埋蔵文化財センター」に徒歩移動し、2グループに分かれて展示室の説明と研修室でのビデオ鑑賞を30分交替で行いました。

横浜市には約2400ヶ所の遺跡があり、港北区に一番多いそうです。狩猟を基礎とした旧石器時代の矢じりの大きさの変遷、6期に分けられる縄文時代草創期の土器の始まり等々、パネルや出土品を示しながらの説明は新鮮で、興味深いものでした。

「横浜市域の遺跡紹介」と題したビデオでは、貝塚、古墳群、横穴墓などと共に、発掘された人面付土器、板碑などの紹介があり、居ながらにして遺跡巡りが出来ました。

一旦解散後、希望者19名は上郷ネオポリスから本郷車庫前までバス移動し、まず「深田やぐら」を見学しました。ここは古墳時代の横穴墓を鎌倉時代に再利用したもののようで、上郷深田遺跡での死者を埋葬したのではないかと夢が膨らみます。

その後、上郷舞岡線下にある「上郷深田遺跡」を訪れ、埋め戻され夏草の茂る高台に、古代製鉄が行われた往時を偲びました。 次いで栄高校のそばにある縄文〜弥生時代の生活跡の「上郷猿田遺跡」の説明板を見て、本日の予定を終了し、三々五々徒歩で港南台駅に向かいました。

次回(8/9)の横浜シティガイド協会の嶋田昌子さんによる講演『横浜の女性
群像』〜明治・大正・昭和〜(於:フォーラム南太田)は公開講座とし、一般の方も先着順50名(500円)受け付けますので、ご希望の方は わが住む町を愉しむ会 寺山(847−5938)までお問い合わせください。


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栄区・野七里地域ケアプラザで第2回目講座開催
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ユーモアを交えた、いつもながらの遠藤さんの名調子

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埋蔵文化財センター展示室での古屋さんの縄文時代の説明

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埋蔵文化財センター研修室でビデオ「横浜市域の遺跡紹介」

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散策で「深田やぐら」を見学

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「上郷深田遺跡」のあった場所を望む